手術器具の取り扱いについて

器具について

  • 弊社では入荷した全ての製品について専任の担当者が顕微鏡下で丁寧に検品を行っています。基本動作を確認し傷や汚れがないかをチェックした上で器具ケースに戻し専用の保管庫で管理しています。
  • 器具ケースより器具を取り出す際には、器具を落下させないように注意してください。器具先端は非常に精密に作られているため、強い力が加わりますと変形する恐れがあります。
  • 器具に不具合がないか顕微鏡下でチェックしてください。もしも、不具合が見つかった場合には、すみやかに弊社にご連絡ください。不具合があった箇所を直すために手を加えることはお止めください。
  • 器具に錆防止のための油は塗布していません。油落しのための洗浄は不要です。但し、初めて使用される際には、流水等による適切な方法で洗浄を行ってください。

使用後の洗浄

  • 器具使用後は速やかに洗浄を行ってください。放置したままですと器具に付着した血液やタンパク質が乾燥・凝固し汚れが落ちにくくなってしまいます。
  • 器具先端の接触を防ぎ安定した状態で洗浄するため浸漬洗浄をお薦めします。洗浄剤は取扱説明書に従って推奨された濃度で希釈してください。
  • ウォッシャーディスインフェクターでの洗浄も有用です。器具同士の接触を防ぐため専用のトレーに入れてしっかりと固定してください。
  • カニューラやハンドピース、硝子体器具などの筒状の器具については、浸漬洗浄の前にシリンジや専用の洗浄キット等を使用して十分に通水してくださ  い。
  • 超音波洗浄器での洗浄は、ダイヤモンドナイフや剪刀、核分割フックなどの先端が極めて薄く仕上げられた部位を損傷させる恐れがあります。このような製品を超音波洗浄器で洗浄することはお止めください。
  • チップなどに強固な汚れが付着している場合には、膨潤させた吸水スポンジや湿らせた医療用ブラシに洗浄剤を含ませ、根元からチップ先端に向けて慎重に洗い落としてください。金属製のブラシや研磨剤入りの洗浄剤など、器具を傷つける恐れのあるものは使用しないでください。

濯ぎ

器具洗浄後は速やかに濯ぎを行ってください。濯ぎには、蒸留水や濾過水などの浄化水を使用してください。

乾燥

濯いだ後は完全に乾燥させてください。カニューラやハンドピース、硝子体器具などの筒状の器具については、シリンジや専用の洗浄キット等を使用して内部を乾燥させてください。エアコンプレッサーの使用も効果的です。

滅菌

器具の素材はステンレスとチタニウムです。また、一部の製品にはシリコンチューブを組み合わせています。いずれの素材も、EOG滅菌、オートクレーブ滅菌などの滅菌方法に対応しています。

※滅菌を繰り返す内に、退色したりシミが発生する場合がありますが、使用には問題ありません。

ページのトップへ戻る

製品を探す

  • 眼科関連製品
  • 耳鼻科関連製品
  • 獣医科関連製品
  • 手持ち眼圧計
  • 滅菌トレー
  • 洗浄関連器具

キーワードから製品を探す

    • カタログダウンロード
    • ムービーダウンロード
    • お問い合わせ
  • 採用情報